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ネットワークカメラ:監視を超える活用法

網の目のように張り巡らされた情報網に直接つながる撮影機、それが網の目撮影機です。情報網撮影機とも呼ばれ、撮影機自体が情報網上の住所ともいえる固有の番号を持っています。これは、持ち運びできる計算機に組み込まれている撮影機とは大きく異なり、網の目撮影機自体が小さな計算機のような働きを持っていることを意味します。 持ち運びできる計算機につなげる型の網の目撮影機とは異なり、網の目撮影機は単独で情報網につながり、映像を送ったり、様々な働きを実行することができます。例えば、撮影した映像をそのまま保存するだけでなく、動きを感知して自動的に撮影を開始する機能や、特定の場所への侵入者を検知して警告を発する機能など、高度な機能を備えた機種も存在します。また、暗闇でも鮮明な映像を撮影できる赤外線撮影機能や、遠くの音まで拾う高性能集音機能を搭載した機種もあり、利用者の様々な要望に応えています。 こうした多様な機能と、情報網を通じてどこからでも映像を確認したり操作したりできる利便性から、網の目撮影機は様々な場面で活用されています。例えば、離れた場所にある自宅の様子を確認したり、店舗の防犯対策に利用したり、工場の生産ラインを監視したりといった用途が挙げられます。さらに、近年では、高齢者の見守りやペットの様子を確認するといった家庭内での利用も増えています。このように、網の目撮影機は、私たちの生活の様々な場面で安全と安心を提供してくれる、なくてはならない存在になりつつあります。