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撮影方法

シャッター速度を使いこなす!写真撮影のコツ

写真の明るさや動きを操るには、光を取り込む時間を調整することが重要です。この調整を担うのが、カメラのシャッター速度です。シャッター速度優先、略してSと表示される撮影方法では、このシャッター速度を自分で決めて撮影します。 Sで撮影する場合、まずどんな写真を撮りたいのかを考えます。例えば、滝の流れを糸のように滑らかに写したいとします。そうするには、シャッターを開けている時間を長くする、つまり遅いシャッター速度にする必要があります。逆に、走っている子供のはっきりとした表情を捉えたい場合は、シャッターを開けている時間を短くする、つまり速いシャッター速度を選びます。 シャッター速度を決めたら、カメラは自動的に写真の明るさが適切になるよう、光の量を調整します。光の量は、レンズの絞りという部分の開き具合で調整されます。絞りは、カメラが自動で調整してくれるので、撮影者はシャッター速度のことだけを考えれば良いのです。つまり、シャッター速度優先という撮影方法は、写真の明るさをカメラに任せつつ、写真の動きを自分で決めることができる便利な方法です。 流れる水、走る車、空を飛ぶ鳥など、動きのある被写体を撮影する時に、このシャッター速度優先は力を発揮します。遅いシャッター速度で動きをぼかして幻想的に見せたり、速いシャッター速度で動きを止めて躍動感を表現したり、様々な効果を作り出すことができます。シャッター速度を変えるだけで、写真の印象は大きく変わります。ぜひ、色々なシャッター速度を試して、写真の表現の幅を広げてみましょう。
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絞り優先で写真撮影をもっと楽しく!

{写真の明るさは、写真の出来栄えを左右する重要な要素です。}まるで魔法のように、明るさを変えることで全く異なる印象の写真を作り出すことができます。この魔法の鍵を握る要素の一つが、「絞り」です。絞りは、カメラのレンズにある光の入り口の大きさを調整する機構です。 絞りを大きく開くことを「開放」と言います。絞りを開放すると、たくさんの光がカメラの中に入り込みます。この状態は、まるで窓を大きく開け放った部屋のように、明るく光に満ちた写真を撮ることができます。動きのある被写体もくっきりと写すことができ、背景をぼかして主題を際立たせる効果も期待できます。例えば、人物を撮影する場合、背景をぼかして人物を際立たせることで、より印象的な一枚に仕上がります。 反対に、絞りを小さくすることを「絞り込む」と言います。絞りを絞り込むと、カメラに入る光は少なくなります。これは、窓を少しだけ開けた部屋のように、落ち着いた雰囲気で陰影のある写真になります。遠くの景色までくっきりと写るため、風景写真などに適しています。例えば、雄大な山並みを撮影する場合、細部まで鮮明に捉えることができます。 この絞りの大小によって、写真の明るさだけでなく、写真の雰囲気や表現も大きく変わります。絞りを調整するだけで、同じ被写体でも全く異なる印象を与えることができるのです。この魔法を操るには、「絞り優先自動露出モード」という撮影モードが便利です。このモードでは、撮影者が絞りの値を設定すると、カメラが自動的に適切なシャッター速度やISO感度を設定してくれます。これにより、思い通りの明るさと雰囲気の写真を簡単に撮影することができます。ぜひ、絞りを活用して写真の明るさを操る魔法を体験してみてください。
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シャッター速度で捉える写真の表現

写真は光で描かれた絵のようなものです。絵の具の量で絵の濃淡が決まるように、写真も光の量で明るさが決まります。この光の量を調整する重要な要素の一つが、シャッター速度です。 シャッター速度とは、カメラの内部にある光を感じる部分、いわばカメラの目に光が当たる時間のことです。この時間が短ければ光が当たる時間は短くなり、写真は暗くなります。逆にこの時間が長ければ光が当たる時間は長くなり、写真は明るくなります。 たとえば、晴れた日の屋外で写真を撮る場面を想像してみてください。十分な光がある状況では、短い時間でたくさんの光を取り込むことができます。つまり、速いシャッター速度で写真を撮っても、十分な明るさを確保できます。逆に、薄暗い室内で写真を撮る場面ではどうでしょうか。光が少ないため、長い時間をかけて光を取り込む必要があります。つまり、遅いシャッター速度で写真を撮らないと、写真は暗くなってしまいます。 シャッター速度は、明るさだけでなく、写真の雰囲気も大きく変えます。たとえば、滝の写真を撮る場合、速いシャッター速度で撮影すると、水の流れが一瞬で止まったように見えます。一方、遅いシャッター速度で撮影すると、水の流れが糸のように滑らかに写り、動きのある幻想的な写真になります。 このように、シャッター速度を理解し、適切に調整することで、写真の明るさをコントロールするだけでなく、表現の幅を広げることができるのです。被写体や撮影したい雰囲気に合わせて、シャッター速度を変えて、色々な写真を撮ってみてください。
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写真の自動露出:AEで簡単撮影

自動露出とは、写真の明るさを機械が調整してくれる仕組みのことです。写真のことをよく知らない人でも、簡単にきれいな写真が撮れるようにと、ほとんどのカメラについている基本的な機能です。 自動露出は、明るさを自動で決めてくれるので、写真を撮る人は、被写体の配置やシャッターを押すタイミングといった、写真の出来栄えに大切なことに集中できます。写真の明るさを決めるのは、実はとても難しいことなので、特に初心者の人にはうれしい機能です。 機械はどのように明るさを決めているのでしょうか。カメラには明るさを測る場所があり、そこで測った明るさに合わせて、光を取り込む量と時間を調整しています。光を取り込む量は、レンズの絞りで調整します。絞りを狭くすると、光は少ししか入りませんが、写真の奥までくっきりと写ります。逆に絞りを広く開けると、たくさんの光が入るので、背景をぼかした写真が撮れます。光を取り込む時間は、シャッターが開いている時間で調整します。シャッタースピードが速いと、動いているものもはっきりと写りますが、光は少ししか入りません。逆にシャッタースピードが遅いと、たくさんの光が入りますが、動いているものはブレて写ってしまいます。 自動露出を使うと、機械がこれらの設定を自動で調整してくれるので、難しいことを考えずに済みます。景色、人物、料理など、撮りたいものに合わせて、適切な明るさの写真を撮ることができます。もちろん、設定を自分で変更することもできるので、慣れてきたら、自分の思い通りの写真を撮るために、いろいろと試してみるのも良いでしょう。