坪量

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写真の紙:坪量を理解する

写真は、写す技だけでなく、印刷に使う紙の選び方も大切です。写真の感じ方は、紙の触り心地で大きく変わります。そこで、紙を選ぶ時に知っておきたいのが「坪量」です。坪量は、紙の厚さではなく、紙の重さを表す単位です。どのようにして重さを表すかというと、縦と横がそれぞれ1メートルの正方形の紙の重さをグラムで表します。例えば、坪量が大きいほど、紙は重くなります。そして、一般的には厚みも増します。しかし、坪量と厚さは、いつも比例するとは限りません。同じ坪量の紙でも、作り方や材料の違いによって厚さが変わる場合があります。例えば、同じ重さでも、綿を多く使ったふわふわした紙と、木材を多く使ったしっかりした紙では、厚さが違います。そのため、紙を選ぶ際には、坪量だけでなく、実際に紙に触れて厚さや触り心地を確かめることが大切です。例えば、少し厚めの紙が良いと思っても、実物に触れてみると、思ったよりも硬くて写真に合わないと感じるかもしれません。逆に、薄い紙でも、しっとりとした質感で高級感があるなど、坪量だけでは分からない良さが見つかることもあります。最近は、インターネットで紙を選ぶ機会も多いと思いますが、画面で見るだけでなく、サンプルを取り寄せて実際に確認することをお勧めします。紙のサンプル帳などを使って、様々な坪量の紙を見比べてみるのも良いでしょう。そうすることで、自分の写真にぴったりの紙を見つけることができるでしょう。坪量は、カタログや商品情報に書いてあるので、紙選びの目安にしましょう。色々な紙を試して、自分の好みに合う一枚を見つけて下さい。