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写真保存の必需品、SDカードを徹底解説!

写真の記録方法は時代と共に大きく変わってきました。かつては印画紙に焼き付ける前の段階として、フィルムが使われていました。フィルムは光に反応する薬品を塗った薄い膜で、カメラで撮影した画像を一時的に保存する役割を果たしていました。その後、デジタル技術の進歩により、写真の記録方法は大きく変わりました。現在では、フィルムの代わりに、SDカードが主流となっています。 SDカードとは、安全デジタルカードを略した呼び名で、薄くて小さな板状の形をしています。大きさは切手よりも小さく、重さもわずか数グラムしかありません。この小さなカードの中に、たくさんの写真を保存することができます。SDカードは、1999年に日本の電機メーカーである松下電器産業(今のパナソニック)、東芝、そしてアメリカのサンディスクという3つの会社が共同で開発しました。今では、写真機だけでなく、携帯電話やゲーム機など、様々な電子機器で使われています。例えば、携帯電話で写真を撮ったり、ゲームのデータを保存したりする際にも、SDカードが活躍しています。 近年の写真機は、以前よりもずっと高性能になってきています。そのため、写真一枚あたりの情報量も増え、より鮮明で美しい写真を撮ることができるようになりました。しかし、その一方で、写真一枚あたりのデータ量も大きくなってきました。つまり、同じ枚数の写真を保存する場合、以前よりも多くの容量が必要になるということです。そのため、SDカードを選ぶ際には、どのくらいの容量が必要なのかをよく考える必要があります。どのくらいの大きさの写真を保存したいのか、どのくらいの枚数を保存したいのかによって、必要な容量は変わってきます。高画質でたくさんの写真を撮りたい場合は、大容量のSDカードを選ぶと安心です。そうでなければ、容量が足りなくなってしまう可能性があります。また、転送速度も重要な要素です。快適に写真を取り込むためには、転送速度が速いSDカードを選ぶようにしましょう。
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思い出を鮮やかに残す!DVD活用術

光を用いて情報を記録、再生する円盤状の物体、それがデジタル多用途円盤、略してDVDです。コンパクト円盤、いわゆるCDの後継として開発され、CDよりも多くの情報を記録できることが大きな特徴です。高画質の動画や音声の記録を主な目的として登場し、映画やテレビ番組を家庭で手軽に楽しめるようになりました。その記憶容量はCDの数倍にもなり、映画一本を十分に収めることができます。 DVDは動画や音声以外にも、パソコンで使う様々な情報や資料の保存にも幅広く使われています。種類も豊富で、一度だけ書き込みができるものや、何度も書き換えができるものなど、使う目的に合わせて選ぶことができます。DVDは小型で持ち運びしやすく、長い間保存するのにも適しています。そのため、大切な情報や資料の保管場所としても重宝されています。 近年は、インターネットを通じて情報を保存する仕組みが主流になりつつありますが、物理的な物体であるDVDは、インターネットの環境に左右されずに情報にアクセスできるという利点があります。例えば、災害などでインターネットが使えなくなった時でも、DVDに保存した情報を取り出すことができます。そのため、大切な情報の予備として保管しておく方法として、今でもDVDを使う価値は高いと言えるでしょう。 DVDの記録面には、小さな凹凸が螺旋状に刻まれており、この凹凸に光を当て、反射の具合を読み取ることで情報を再生します。書き込み可能なDVDでは、レーザー光を使ってこの凹凸を作り出します。書き換え可能なDVDでは、素材の性質を変化させることで、情報の書き換えを可能にしています。このように、DVDは高度な技術によって情報を記録、再生しており、家庭での娯楽から大切な情報の保管まで、幅広い用途で活躍しています。
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ブルーレイディスクのすべて

青い光を使う円盤型の記憶媒体、それがブルーレイディスクです。大きさはDVDと同じくらいで、直径は12センチ、厚さは1.2ミリです。しかし、DVDよりもずっと多くの情報を記録できます。DVDは片面に一層記録するもので4.7ギガバイト、二層記録するもので8.5ギガバイトの容量ですが、ブルーレイディスクは片面に一層記録するもので25ギガバイト、二層記録するものでは50ギガバイトもの大容量です。DVDの5倍以上もの情報を記録できるのです。 なぜ、こんなに多くの情報を記録できるのでしょうか。それは読み書きに使う光線の違いにあります。DVDは赤い光線を使いますが、ブルーレイディスクは青い光線を使います。青い光線は赤い光線よりも波長が短く、より小さな点に絞ることができます。光線を絞り込めれば、記録する点を小さくでき、結果として同じ面積により多くの情報を書き込めるのです。 この技術革新によって、高画質のハイビジョン映像を記録し、保存することができるようになりました。ハイビジョン映像は従来の映像よりもきめ細かく、より鮮明な画像であり、ブルーレイディスクの大容量化によって初めて実現しました。映画やテレビ番組を高画質で楽しむことができ、まるで映画館にいるかのような、臨場感あふれる体験を家庭でも味わえるようになったのです。ブルーレイディスクは、高画質映像の記録以外にも、パソコンのデータ保存など様々な用途に活用されています。今後ますます需要が高まっていくことでしょう。