ガイドナンバー

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明かり

写真撮影の必須知識:ガイドナンバーを理解する

閃光電球の明るさを示す目安となる数値。これが、手引番号です。この数値は、閃光電球を使った写真撮影で、写真の明るさを決める上でとても大切な役割を担っています。手引番号が大きいほど、閃光電球の光は強く、遠くまで届きます。逆に、手引番号が小さいと、光は弱く、近くの被写体にしか効果がありません。 写真の明るさは、閃光電球の光の強さだけでなく、カメラの絞り値と被写体までの距離にも左右されます。適切な明るさの写真を撮るには、これらの要素を組み合わせて考える必要があります。手引番号は、この関係を理解する上で重要な鍵となります。 例えば、被写体までの距離が決まっているとします。この時、手引番号が大きい閃光電球を使うと、カメラの絞りを小さく絞り込むことができます。絞りを小さく絞り込むと、写真のピントが合う範囲が広くなります。つまり、背景までくっきりと写った写真が撮れるのです。 反対に、被写体までの距離が決まっている時に、手引番号が小さい閃光電球を使う場合は、カメラの絞りを大きく開ける必要があります。絞りを大きく開けると、写真のピントが合う範囲は狭くなります。背景はぼやけた、被写体が際立つ写真になります。 手引番号は、閃光電球を選ぶ際にも役立ちます。同じ条件で写真を撮る場合、手引番号が大きい閃光電球を使うほど、明るい写真が撮れます。ですから、閃光電球を買う時の判断材料として、手引番号を参考にすると良いでしょう。 最初は、手引番号の考え方を理解するのが難しいかもしれません。しかし、実際に写真を撮ることを繰り返すうちに、その大切さを実感できるはずです。手引番号を理解し、使いこなせるようになれば、閃光電球を使った写真撮影の可能性が大きく広がり、より高度な写真の表現ができるようになります。