液晶画面で確認!ライブビュー撮影

液晶画面で確認!ライブビュー撮影

写真について聞きたい

先生、『ライブビュー』って液晶画面を見て撮るってことですよね?ファインダーで見るのと何が違うんですか?

写真研究家

そうだね、液晶画面を見ながら撮るのがライブビューだよ。ファインダーと違って、実際にレンズを通った光がセンサーにどう写っているかをそのまま見て撮影できるのが大きな違いだね。

写真について聞きたい

へえ、そのまま見えるんですね!ということは、撮る前に写真の明るさとか色がわかるってことですか?

写真研究家

その通り!さらに、ライブビューでは拡大表示機能を使って、ピントをすごく細かく合わせられるんだ。特に三脚を使うときには便利だよ。

ライブビューとは。

写真の撮り方や写真の加工に関する言葉で「ライブビュー」というものがあります。ライブビューとは、カメラの後ろにある液晶画面に、カメラのセンサーが捉えている映像を映し出すことです。つまり、カメラをのぞく穴ではなく、液晶画面を見ながら写真を撮ることができます。三脚を使ってカメラを固定している場合は、画面の一部を5倍から10倍に拡大して表示できるので、より正確にピントを合わせることができます。

液晶画面で撮影

液晶画面で撮影

写真機で写真を撮る時、多くの人はファインダーを覗いて撮る姿を思い浮かべるでしょう。ですが、最近のカメラには液晶画面を見ながら撮影できる機能があります。この機能は「ライブビュー撮影」と呼ばれ、カメラの背面にある液晶画面に、撮像素子が捉えた映像を映し出します。つまり、ファインダーを覗かなくても、画面を見ながら撮影できるのです。

このライブビュー撮影は、様々な場面で役立ちます。例えば、地面に近い低い位置から花や虫を撮りたい時。かがみこんでファインダーを覗くのは大変ですが、ライブビュー撮影なら画面を見ながら楽に構図を決めることができます。逆に、腕を伸ばして高い位置から撮影する時も便利です。ファインダーを覗くのが難しい体勢でも、液晶画面なら無理なく被写体を確認できます。

また、集合写真など、複数人で一緒に写真を確認しながら撮りたい時にも、ライブビュー撮影は力を発揮します。画面に全員がちゃんと映っているか、笑顔になっているかなどを確認しながらシャッターを切ることができるので、撮り直しを防ぎ、思い出に残る一枚を撮影することができます。

さらに、ライブビュー撮影では、ピント合わせの補助機能が使える機種もあります。画面上でピントを合わせたい部分をタッチするだけで、自動でピントを合わせてくれるので、初心者の方でも簡単に美しい写真を撮ることができます。ライブビュー撮影は、様々な場面で便利に使える機能なので、ぜひ活用してみてください。

撮影シーン ライブビュー撮影のメリット
地面に近い低い位置からの撮影 (花や虫など) かがまずに画面を見ながら楽に構図を決めることができる
腕を伸ばして高い位置からの撮影 難しい体勢でも液晶画面で無理なく被写体を確認できる
集合写真など複数人での撮影 全員が映っているか、笑顔かなどを確認しながら撮影できる
ピント合わせ 画面タッチでピントを自動調整できる機種もある (初心者向け)

ピント合わせ

ピント合わせ

写真撮影において、ピント合わせは写真の出来栄えを大きく左右する重要な要素です。ぼやけた写真では、どんなに素晴らしい景色や表情も台無しになってしまいます。そこで、ピント合わせの精度を高めるための有効な方法として、ライブビュー撮影が挙げられます。

従来の一眼レフカメラでは、ファインダーを覗いてピントを合わせるのが一般的でした。しかし、ファインダーでのピント合わせは、撮影者の視力に影響される場合があります。視力が弱い方や、暗い場所での撮影では、正確なピント合わせが難しい場合もありました。

一方、ライブビュー撮影では、カメラの背面液晶画面に映し出された映像を見ながらピントを合わせることができます。液晶画面上でピントの状態を拡大表示できるため、ファインダーよりもはるかに正確なピント合わせが可能です。特に、三脚を使用してカメラを固定している場合は、被写体の一部を5倍から10倍に拡大表示して、より精密なピント合わせができます。

風景写真で、遠くの山並みや木々の葉の一枚一枚までくっきりと写したい場合、あるいは、マニュアルフォーカスでじっくりとピントを合わせたい場合など、ライブビュー撮影は非常に効果的です。画面上でピントを合わせたい位置を自由に選べるため、構図の自由度も広がります。

さらに、ライブビュー撮影では、被写体の明るさを確認しながらピント合わせができるという利点もあります。明るい部分と暗い部分が混在するシーンでも、露出を調整しながら最適なピント位置を見つけることができます。これにより、白飛びや黒つぶれの少ない、バランスの良い写真に仕上げることができます。

撮影方法 メリット デメリット
ファインダー撮影 視力に影響、暗い場所でピント合わせにくい
ライブビュー撮影 液晶画面でピント状態を確認、拡大表示で正確なピント合わせ、被写体の明るさ確認、構図の自由度向上

明るさや色の確認

明るさや色の確認

写真に写るものの明るさや色の具合は、撮った後で直すよりも、撮る前に確かめておくのが一番良い方法です。そのために便利なのが、今や多くの写真機に備わっているライブビュー表示です。

ライブビュー表示とは、写真機の画面に、これから撮ろうとしている写真が、どのように写るかを、あらかじめ見ることができる機能です。設定を変えると、画面に写っている様子もすぐに変わります。明るさを変える設定をしたり、色の調子を変える設定をしたりすると、どんな風に仕上がるのかを、実際に写真を撮る前に確かめることができるのです。

例えば、明るさを調整する露出補正という設定があります。普通は、露出補正の値を変えて写真を撮ってみて、明るさを確認します。しかし、ライブビュー表示を使えば、試し撮りをしなくても、画面を見ながら露出補正の値を調整できます。白い色の調子を変えるホワイトバランスという設定も、同じように画面を見ながら調整できます。

このように、ライブビュー表示を使うと、何度も試し撮りをする手間が省けるので、撮りたい瞬間を逃さずに済みます。特に、夜の様子や、光が後ろから当たっている逆光のような、明るさの調整が難しい場面では、ライブビュー表示を見ながら明るさを確認しながら撮ることで、失敗の写真を減らすことができます。

ライブビュー表示は、明るさや色の具合を確かめるだけでなく、写真の構図を決めるのにも役立ちます。構図とは、写真の中に写っているものが、どのように配置されているかということです。ライブビュー表示を見ながら被写体の位置や大きさ、写っている範囲などを調整することで、より良い構図の写真を撮ることができます。

ライブビュー表示のメリット 詳細 具体例
撮影前に明るさや色の具合を確認できる 設定変更による変化をリアルタイムに画面で確認できる 露出補正、ホワイトバランスの調整
試し撮りの手間を省ける 撮りたい瞬間を逃さない 夜間撮影、逆光撮影
構図の確認 被写体の位置、大きさ、写っている範囲を調整できる

動画撮影

動画撮影

近頃の多くの写真機は、動画も撮れるようになりました。写真機についている画面を見ながら動画を撮ることを「ライブビュー」と言いますが、この機能を使うと、撮りたいものが画面の中央にきちんと入っているか、被写体がどう動いているかを、撮っているその場で確かめられます。動画を撮っている最中にも、ピントを合わせ直したり、明るさを調節したりすることもできます。

このように、写真機は小さな映画撮影機のように使えるようになりました。高画質の動画を手軽に撮れるので、結婚式や運動会などの行事、家族旅行の思い出などを鮮やかに残せます。子供の成長記録や、ペットの可愛い仕草を残すのにも便利です。動画は、写真とはまた違った感動を呼び起こし、見返す度に当時の情景や雰囲気をありありと思い出させてくれます。

動画撮影のコツは、まず、しっかりと写真機を持つことです。手ぶれしてしまうと、せっかくの動画が台無しになってしまいます。三脚などを使うと、より安定した動画を撮ることができます。また、何を撮りたいのか、主題を決めておくことも大切です。漫然と撮るのではなく、伝えたいことを意識することで、より印象的な動画に仕上がります。

そして、周りの音にも気を配りましょう。雑音が多いと、せっかくの動画の雰囲気が壊れてしまうことがあります。周りの状況に応じて、内蔵の集音機を使うか、外部の集音機を使うかを選びましょう。

動画編集の機能も、多くの写真機に搭載されています。撮った動画を繋げたり、不要な部分を削除したり、音楽をつけたりすることで、さらに魅力的な動画作品に仕上げることができます。少し手間をかけるだけで、まるで映画のような作品を作ることも可能です。ぜひ、動画撮影に挑戦して、思い出を形に残してみてください。

項目 説明
ライブビュー 画面を見ながら動画を撮る機能。被写体の確認やピント調整、明るさ調整が可能。
動画撮影の用途 結婚式、運動会、家族旅行、子供の成長記録、ペットの仕草など
動画撮影のコツ
  • 写真機をしっかりと持つ(手ぶれ防止のため、三脚の使用も推奨)
  • 主題を決めて撮影する
  • 周りの音に気を配り、適切な集音機を使用する
動画編集機能 動画の連結、不要部分の削除、音楽の追加など

活用場面

活用場面

液晶画面を見ながら撮影できるライブビュー撮影は、様々な状況で役立ちます。例えば、大人数での集合写真や大切な記念写真を撮る際に、全員が画面を確認しながら構図や表情を整えることができます。これにより、撮り直しを防ぎ、全員が満足できる一枚を撮影することができます。

また、風景写真など、ピント合わせが重要な撮影にも最適です。画面上で拡大表示することで、より精密なピント合わせが可能になります。特に、マニュアルフォーカスで撮影する場合、細かな調整がしやすいため、こだわりのある作品作りに役立ちます。

さらに、低い位置からの撮影、例えば地面に近い花や昆虫などを撮影する場合、ファインダーを覗き込むのは大変な姿勢になります。ライブビュー撮影であれば、画面を見ながら楽な姿勢で撮影できます。逆に、高い位置からの撮影でも、カメラを頭上に掲げたまま画面を確認できるため、構図の確認やピント合わせが容易になります。

ライブビュー撮影は静止画だけでなく、動画撮影にも活用できます。運動会や発表会などのイベントや、旅行の記録などを、画面で確認しながら撮影することで、大切な瞬間を逃さず捉えることができます。

このように、ライブビュー撮影は、従来のファインダーを覗いて撮影する方法に加えて、撮影の自由度と表現の幅を広げる強力な機能です。様々な場面で活用することで、より高画質な写真や動画を撮影し、思い出をより鮮やかに残すことができるでしょう。

ライブビュー撮影のメリット 活用場面 効果
構図・表情の確認 集合写真、記念写真 撮り直し防止、全員が満足できる写真
精密なピント合わせ 風景写真、マニュアルフォーカス こだわりのある作品作り
楽な姿勢での撮影 低い位置からの撮影(花、昆虫など)、高い位置からの撮影 構図確認、ピント合わせが容易
動画撮影時の確認 イベント、旅行の記録 大切な瞬間を逃さない
撮影の自由度向上 様々な場面 高画質な写真・動画、鮮やかな思い出

まとめ

まとめ

画面を見ながら撮影する、新しい撮り方、それがライブビュー撮影です。ファインダーを覗かずに液晶画面で確認しながら撮影できるので、様々な場面で役立ちます。例えば、低い位置から花を撮りたい時や、人混みの中で腕を高く上げて撮りたい時など、従来のファインダー撮影では難しかったアングルでも、楽に構図を決めることができます。

ライブビュー撮影の利点は、構図決めだけではありません。ピント合わせの精度も格段に向上します。画面上で拡大表示できるので、より正確なピント合わせが可能になり、被写体をくっきりと写し出せます。また、明るさや色合いも撮影前に画面で確認できるので、思い通りの雰囲気の写真を撮ることができます。露出補正などの設定変更も、画面を見ながら行えるので、微調整がしやすく、撮影の自由度が高まります。

さらに、ライブビュー撮影は動画撮影にも対応しています。液晶画面で動画の構図や被写体の動きを確認しながら撮影できるので、まるでビデオカメラを使っているかのような感覚で、手軽に動画を記録できます。

一眼カメラを使い始めたばかりの方には、特にライブビュー撮影をおすすめします。ファインダー撮影に慣れないうちは、ピント合わせや露出設定に戸惑うことも多いでしょう。しかし、ライブビュー撮影なら、画面を見ながら直感的に操作できるので、初心者の方でも簡単に高画質の写真や動画を撮影できます

あなたのカメラにもライブビュー撮影機能が備わっているか、説明書で確認してみましょう。きっと、今まで以上に写真の楽しみが広がるはずです。

ライブビュー撮影のメリット 詳細
様々なアングルでの撮影 液晶画面を見ながら撮影できるので、低い位置や高い位置など、自由なアングルで撮影可能。
高精度なピント合わせ 画面上で拡大表示できるため、より正確なピント合わせが可能。
明るさ・色合いの確認 撮影前に画面で確認できるので、思い通りの雰囲気の写真を撮影できる。
露出補正などの微調整 画面を見ながら設定変更できるので、微調整がしやすく、撮影の自由度が高まる。
動画撮影にも対応 ビデオカメラのような感覚で手軽に動画撮影が可能。
初心者にも簡単 直感的な操作で高画質の写真や動画を撮影できる。